WordPressブログが乗っ取られていないか確認する方法|脆弱性ニュースのあとにやるチェック5つ

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こんにちは、めえです!

2026年10月の PHP の脆弱性「php2shell」や、7月の WordPress 本体の脆弱性「wp2shell」のように、ブログに関係する脆弱性のニュースが続いています。

サーバー会社が修正してくれて一安心……と思ったあとに、気になるのがこれです。

「修正される前に、もう入られていたりしないよね?」

僕も WordPress でブログをやっているので、ニュースを見るたびにちょっと不安になります。

先に結論を書くと、こうです。

  • 初心者でも、WordPress の管理画面とサーバーの画面だけで5つチェックできる
  • 何も見つからなければ、普段の対策を続けるだけで OK
  • 怪しいものを見つけたら、自分で消す前にサーバー会社に相談

この記事では、プラグインを入れなくてもできるチェック5つと、見つけたときの対応、普段からやっておく対策をまとめます。

※この記事は 2026年10月23日時点の情報です。

チェックは5つ。所要時間は30分くらい

脆弱性のニュースのあとに見ておきたいのは、次の5つです。

どこを見る怪しいサイン
①WordPress の「ユーザー」見覚えのない管理者がいる
②記事・固定ページ・プラグイン知らないページ・知らないプラグインがある
③サーバーのファイル見覚えのない PHP ファイルがある
④サイトの表示・検索結果知らないサイトに飛ぶ、検索結果に知らないページが出る
⑤Google Search Console「セキュリティの問題」「手動による対策」に何か出ている

①②⑤は管理画面を開くだけなので、すぐ終わります。③④は少し時間がかかりますが、慣れれば30分くらいで全部見られます。

チェック① ユーザー一覧:見覚えのない管理者がいないか

乗っ取りでよくあるのが、勝手に管理者アカウントを作られるパターンです。管理者を作っておけば、あとから何度でもログインできてしまうからです。

どこを見る

  1. WordPress の管理画面で「ユーザー」→「ユーザー一覧」を開く
  2. 上の「管理者」をクリックして、管理者だけを表示する
  3. ユーザー名・メールアドレスを1人ずつ見る
WordPress の管理画面「ユーザー一覧」。管理者が1名だけ表示されている

怪しいサイン

  • 自分で作った覚えのないユーザーがいる
  • 「admin」「wpadmin」のような、それっぽい名前の管理者がいる
  • メールアドレスが知らないドメインになっている
  • 「管理者」の人数が、思っているより多い

一人でブログをやっているなら、管理者は基本的に自分1人のはずです。

見つけたら

すぐに消したくなりますが、先に画面のスクショを撮って、ユーザー名とメールアドレスを記録しておきましょう。サーバー会社に相談するときに役立ちます。そのうえで、下の「怪しいものを見つけたら」の順番で対応します。

チェック② 記事・固定ページ・プラグイン:知らないものが増えていないか

どこを見る

見るところ見方
投稿「投稿」→「投稿一覧」。「すべて」「下書き」「ゴミ箱」も見る
固定ページ「固定ページ」→「固定ページ一覧」
プラグイン「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」
WordPress の管理画面「投稿一覧」。上に「すべて」「公開済み」「下書き」「ゴミ箱」の件数が並ぶ
WordPress の管理画面「固定ページ一覧」
WordPress の管理画面「インストール済みプラグイン」の一覧

怪しいサイン

  • 書いた覚えのない記事・固定ページがある(英語や、薬・ブランド品・カジノなど、ブログと関係ない内容が多い)
  • 自分の記事に、知らないリンクや文章が足されている
  • 入れた覚えのないプラグインがある
  • プラグイン一覧の上に、見覚えのない「使用必須」というタブが出ている

「使用必須」は、普通のプラグインとは別の場所に置かれ、一覧から止められないプラグインです。サーバー会社や制作会社が入れていることもあるので、身に覚えがなければサーバー会社に確認しましょう。

見つけたら

記事やページは、消す前にスクショと URL を記録します。知らないプラグインは、「無効化」までにしておいて、削除はサーバー会社に相談してからにしましょう。

チェック③ サーバーのファイル:見覚えのないPHPファイルがないか

ここは少し難しいですが、いちばん大事なチェックです。

攻撃する人は、あとから何度でも入れるように「裏口」となる PHP ファイルを置くことがあります。WordPress のパスワードを変えても、このファイルが残っていると、また入られてしまいます。

どこを見る

サーバーのファイルマネージャー(または FTP ソフト)で、WordPress のフォルダを開きます。

見るところポイント
`wp-content/uploads/`画像を置くフォルダ。普通は画像しか入らないので、`.php` のファイルがあったら怪しい
WordPress のいちばん上のフォルダ`wp-config.php` などの近くに、見覚えのない名前の `.php` ファイルがないか
ファイルの更新日時自分が何もしていない日に、まとめて変わったファイルがないか

ファイルマネージャーで「更新日時」の列をクリックすると、新しい順に並べ替えられることが多いです。脆弱性が公表された前後の日付を中心に見てみましょう。

ConoHa WING のファイルマネージャーで WordPress のいちばん上のフォルダを開いた画面。wp-config.php などの PHP ファイルが並ぶ
ConoHa WING のファイルマネージャーで wp-content/uploads を開いた画面。フォルダだけで PHP ファイルはない

怪しいサイン

  • `uploads` の中に `.php` ファイルがある
  • 意味の分からない英数字の名前(例:`x7k2.php` のようなもの)の PHP ファイルがある
  • WordPress 本体のファイルが、自分が何もしていない日に変わっている

見つけたら

自分では消さないのがおすすめです。WordPress に必要なファイルを間違えて消すと、ブログが表示されなくなります。また、裏口が1つとは限りません。ファイル名と場所を記録して、サーバー会社に相談しましょう。

ちなみに、WordPress やプラグインを更新した日は、たくさんのファイルの更新日時が変わります。更新した日と重なっているなら、まず心配いりません。

チェック④ サイトの表示・検索結果:おかしな動きがないか

どこを見る

見るところ見方
パソコンの表示ブラウザのシークレットウィンドウ(ログインしていない状態)で、トップページと記事を数ページ開く
スマホの表示スマホでも同じように開く。Wi-Fi を切ってモバイル回線でも見られるとなおよい
検索結果Google で「site:自分のドメイン」(例:`site:example.com`)と検索する

シークレットウィンドウで見るのは、改ざんの中には、ログインしている管理者には普通に見せて、読者にだけおかしな動きをするものがあるからです。

怪しいサイン

  • ページを開くと、知らないサイトに勝手に飛ばされる
  • スマホだけ、変な広告や「当選しました」のような画面が出る
  • 検索結果に、書いた覚えのないページや、知らない言語・内容のタイトルが並んでいる
  • 検索結果のタイトルや説明文だけが、勝手に変わっている

見つけたら

飛ばされた先の URL と、おかしな検索結果をスクショで記録します。飛ばされた先のサイトでは、何もクリックしないでください。

チェック⑤ Search Console:「セキュリティの問題」が出ていないか

Google Search Console(サーチコンソール)を入れている人は、Google がハッキングを見つけたときに知らせてくれます。

どこを見る

  1. Search Console を開く
  2. 左のメニューの「セキュリティと手動による対策」を開く
  3. 「セキュリティの問題」と「手動による対策」をそれぞれクリック
Google Search Console の「セキュリティの問題」。緑のチェックと「問題は検出されませんでした」の表示
Google Search Console の「手動による対策」。緑のチェックと「問題は検出されませんでした」の表示

怪しいサイン

問題がなければ、緑のチェックマークが表示されます。何か出ている場合は、Google が次のような問題を見つけたということです。

分類どんな問題か
ハッキングされたコンテンツ勝手にページや文章・リンクを足されている
マルウェアや望ましくないソフトウェア読者の端末に害のあるプログラムが仕込まれている
ソーシャル エンジニアリング読者をだまして、個人情報を入力させたりするページがある

問題が見つかると、検索結果に警告が付いたり、ブラウザで警告の画面が出たりすることがあります。読者が来なくなるので、早めの対応が必要です。

見つけたら

レポートに、問題のあるページの例が出ます。それを記録して、下の流れで対応します。直したあとは、同じレポートから Google に「審査をリクエスト」します。

Search Console をまだ入れていない人は、この機会に入れておくのがおすすめです。登録したメールアドレスに、問題を知らせるメールも届きます。

怪しいものを見つけたら:やる順番

慌てて全部消したくなりますが、順番が大事です。

順番やることポイント
1記録するスクショ、URL、ファイル名、見つけた日時をメモ
2サーバー会社に相談する記録を添えて問い合わせる。サーバー側で調べてもらえることがある
3パスワードを変えるWordPress(管理者全員)、サーバーの管理画面、FTP、データベース。データベースのパスワードは、サーバー会社の案内に沿って変える
4バックアップから戻す入られる前の日付のバックアップを選ぶ。どの日なら大丈夫か分からないときは、サーバー会社に聞く
5入口をふさぐWordPress・プラグイン・テーマ・PHP を最新に。戻しただけでは、同じ弱点からまた入られる
6読者への影響を考えるお問い合わせフォームなどで個人情報を預かっていた場合は、漏れた可能性がないかサーバー会社と確認する

ConoHa WING もエックスサーバーも、毎日の自動バックアップ(過去14日分)から戻せます。逆に言うと、14日より前に入られていたら、自動バックアップでは戻せないことがあります。チェックは、ニュースを見たら早めにやっておきましょう。

普段からやっておく対策

何も見つからなかった人は、ここからが本番です。次の対策を続けておけば、ニュースのたびに慌てずに済みます。

対策理由
WordPress・プラグイン・テーマを最新にする弱点の修正を受け取れる(wp2shell は WordPress の更新で直った)
使っていないプラグイン・テーマを消す更新し忘れたものが入口になりやすい
PHP のバージョンを新しくする(8.3 以上)サポートが終わった PHP は、新しい弱点が直らない
強いパスワードにする総当たりで当てられないように。サイトごとに変える
2段階認証を使うWordPress は標準では付いていないので、プラグインで追加する。サーバーの管理画面も、2段階認証やパスキーが使えるなら設定する
自動バックアップがあるか確認するいざというときに戻せる
サーバーの WAF・WordPress 向けのセキュリティ機能を使う攻撃の一部を入口で止められる

PHP のバージョンの確認・変え方は、こちらで詳しく書いています。
→ 【内部リンク:③ WordPressのPHPバージョンを確認・変更する方法】

サーバーのセキュリティ機能を確認しておこう

レンタルサーバーには、WordPress を守る機能が付いていることが多いです。ON になっているか、一度管理画面で見ておきましょう。

サーバー公式サイトで紹介されている主な機能
ConoHa WINGWAF、ログイン回数制限、海外アクセス制限、IPアクセス制限、自動バックアップ(14日分)
エックスサーバーWAF設定、WordPressセキュリティ設定(国外アクセス制限・ログイン試行回数制限など)、自動バックアップ(14日分)

ただし、国外アクセス制限などを ON にすると、海外旅行中や、一部のツールからは管理画面に入れなくなることがあります。ON にしたあとに困ったら、設定を見直しましょう。

やっても効果が薄いこと・やらないほうがいいこと

不安なときにやりがちですが、あまり効かない、または逆効果になりやすいものです。

やりがちなことなぜよくないか
セキュリティ系プラグインを入れて安心するプラグインは入れたあとを守るもの。入れる前に置かれた裏口までは、見つけきれないことがある
パスワードだけ変えて終わりにする裏口のファイルが残っていると、パスワードに関係なくまた入られる
怪しいファイルを自分で片っ端から消すWordPress に必要なファイルを消して表示されなくなることがある。裏口が残ることもある
慌ててサーバーを乗り換える引っ越しのときに、裏口のファイルごと持っていってしまうおそれがある。まずは今のサーバー会社に相談
ルーターの電源を切る問題はサーバー側なので、自分の家のネットを切ってもブログは守れない

サーバー選びで見ておきたいところ

これからブログを始める人や、サーバーを見直したい人は、料金や速さだけでなく、次のところも見ておくと安心です。

見るところ理由
自動バックアップがあるか(何日分か)入られたときに戻せる
WAF や WordPress 向けのセキュリティ機能があるか攻撃の一部を入口で止められる
PHP のバージョンを管理画面で切り替えられるか古いバージョンから自分で移れる
緊急時のお知らせが分かりやすいか今回の php2shell のように、何が起きているかすぐ分かる

ConoHa WING とエックスサーバーの対応は、それぞれこちらにまとめています。

  • 【内部リンク:① ConoHa WINGのphp2shell対応まとめ】
  • 【内部リンク:② エックスサーバーのphp2shell対応まとめ】

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このブログは ConoHa WING で動いています。自動バックアップ・WAF・PHP の切り替えが最初からそろっているので、初心者でも管理しやすいです。

2社のちがいが気になる人はこちら。
→ ConoHa WINGとエックスサーバー、どっち?契約者が料金・機能を比較

まとめ:ニュースを見たら5つチェック。何もなければ普段の対策を

  • 脆弱性のニュースのあとは、ユーザー・ページとプラグイン・サーバーのファイル・サイトの表示・Search Console の5つを見る
  • いちばん見落としやすいのは、`wp-content/uploads` の中の PHP ファイル
  • 怪しいものを見つけたら、記録 → サーバー会社に相談 → パスワード変更 → 入られる前のバックアップから戻す → 入口をふさぐ
  • 自分でファイルを消したり、慌てて乗り換えたりしない
  • 何もなければ、更新・PHP のバージョン・バックアップ・WAF の普段の対策を続けるだけで OK

チェックは一度やってみると、次からは迷わずできるようになります。ニュースを見て不安になったら、まずは①のユーザー一覧だけでも開いてみてください!

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  • 【内部リンク:③ WordPressのPHPバージョンを確認・変更する方法】
  • 【内部リンク:④ wp2shellとは?WordPress本体の脆弱性とphp2shellとのちがい】

出典(2026年10月23日 確認)

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